おかげさまで降誕節第6主日礼拝をお献げできました。2月始めの礼拝は、教会の今年度を振り返る礼拝でもあり、来年度に向かう希望を分かちあう礼拝として献げます。みなさまのお祈りに衷心より感謝申しあげます。
礼拝後には定例役員会を行い、次年度へ向けての備えを着々と整えることができました。
聖書の箇所は『ヨハネによる福音書』で人の子イエスがベトザタの池に38年間も放置されてきた病人を癒す場面でした。38年間も寝たきりのまま池の淵に放置されてきた病人の唯一の救いは人の子イエスから「良くなりたいか」と問われた声に反応したところにあります。答えの内容は放置されている状況への嘆きでしたが、それでもイエス・キリストは聞き漏らされず「床を担いで歩きなさい」との奇跡を起こされました。
イエス・キリストは38年間「そこにはいない者」として扱われた病人をいのちの光でつつまれました。病人にはイエスの呼びかけに背を向けるほうが楽だったかしれません。しかし病人はイエスとの対話の道に導かれたのです。
わたしたちも絶えずキリストから「良くなりたいか」と語りかけられています。絶望の淵にあったとしてもその声に耳を澄ます者でありたいと願います。キリストの呼び声に従い、新しい一週間を始めましょう。インマヌエル アーメン。