2026年1月1日木曜日

元旦礼拝を献げることができました

おかげさまで泉北ニュータウン教会では2026年の元旦礼拝を献げることができました。
 

東アジア圏内での「お正月」にもまさってお祝いされるのがユダヤ教での「過越の祭」です。古代エジプト文明で奴隷として扱われていたヘブライ人が 奴隷解放の神に解放されて 二世代をかけて「乳と蜜あふれる約束の地」カナン地方を目指して旅を始めます。なおこの箇所をして国民国家としてのイスラエルを正当化する向きもありますがあくまでもその動きは一部でしかありません。
  

むしろイエス・キリストはユダヤ人であり 弟子や使徒パウロもユダヤ人であったばかりか この祭を尊んでいた様子を思い浮かべますと ローマ帝国の支配華やかなりし時代にも連綿と続いた解放の喜びの響きが伝わるようです。

しかしわたしたちが「解放は喜びである」との話を聞いても今ひとつピンとこないのではないでしょうか。わたしたちは「解放」よりも「帰属」に安らぎを覚えますし「自由」よりも「安定」に安心するからです。

しかしそのような共同体が直面する課題とは「多様性」や「他者」「異文化」への向き合い方です。日本文化では否定的に理解されがちな「逃げる」というあり方も野生動物ばかりかアブラハムの神に素直に従う人々には いのちを尊ぶという意味で尊重されるべき態度として奨励されます。

思えばアブラハムの神が慈しみ イエス・キリストが大切にしたのは難民(寄留者)ややもめ そして孤児でした。法に背いてまでも初代教会の人々がこのような人々とともに歩んだのは申すまでもありません。

新しい年が始まりました。行手に何が待ち受けているのか定かではありません。しかし年始の喜びがすでに歳末の安らぎを先どりしていると受けとめながら この一年を主なる神に委ね種々の束縛や偏見から解放されて泉北ニュータウン教会はあゆみたく存じます。みなさまのお祈りをお願い申しあげます。