おかげさまで降誕節第三主日礼拝を献げることができました。泉北ニュータウン教会としては教会の庭には紅梅がほころび寒さ厳しいながらも春の訪れを伝えていました。
本日の礼拝説教のテキストである『ヨハネによる福音書』では、他の福音書を味わった上での人物設定の変更が目立ちます。共観福音書、つまり他の福音書三部作とは異なる配役が登場人物に与えられて読者は困惑する場合もあります。しかし心配は要りません。他の福音書との関係の中で『ヨハネによる福音書』の書き手集団が何を訴えようとしているのかその問いに耳を傾ければよいのです。神のことばとは銅鑼やシンバルのようにけたたましいものではなく、キリストを通して静かにわたしたちに語りかけます。
本日は病床にて洗礼を授かった、新たな教会員を静かにお祝いし、そのお身体の癒しを願いました。泉北ニュータウン教会では「正義を勝利に導くまで、彼は傷ついた葦を折らず、くすぶる灯心を消さない」と『マタイによる福音書』にあることばを年度聖句にしています。ご家族はこのことばを引用されながら喜びをお知らせくださりました。ありがたい限りでした。
能登半島地震の被災者の深い心の傷が癒やされ、寒さから守られますように。民間でも広く助け手が行き届くよう破壊された道路はじめインフラが復旧しますように。被災地の方々が二次災害を受けませんように祈ります。みなさまの新しい一週間に主なる神がともにおられますように。