台風の去来を追うかのように秋の気配は深まってまいりますが、昼夜の気温差や気圧の加減によって身体に障りを覚える方々も少なくないことでしょう。
新型コロナウイルスと相俟って、今年の秋冬は一段と健康に配慮が求められます。けれども本来は「心身の安息」を重んじれば、健康で文化的な生活はさほど困難ではなかったようにも思えます。
近代日本を支えてきた勤労道徳に劣らず、「安息日の倫理」が問われているようでもあります。2020年も残り三ヶ月を切りましたが、みなさまの心身の健やかさが支えられ、この秋冬をのりきることができますよう切に祈ります。