2021年8月29日日曜日

聖霊降臨節第15主日礼拝を献げることができました。

主の御名を讃美します。

おかげさまで聖霊降臨節第15主日礼拝を献げることができました。

大阪府下に限らず ほぼ全国で新型コロナ感染症対策のもと新学期が始まります。医療機関のインフラがその機能を発揮できず、在宅療養の名のもとでいのちの尊厳を認められないまま逝去される出来事に胸をひき裂かれる思いでいる方々も少なくないことでしょう。

なにゆえ神はこの苦しみを名もなき人に与えてはいのちを奪うのか?

このような問いは『新約聖書』の舞台にも重く響いています。

本日礼拝での聖書では、主イエスが天の国(世のすべてにおよぶ神の愛による統治を示す。死後の世界の話ではない)を地に埋もれた宝や一粒の真珠に重ねて描いていました。

アコヤガイは身体に入った異物を貝殻と同じ成分でつつみ身を守ります。その結晶が真珠となりますが、これは手入れもきわめて難しい宝石です。それに貝そのものは真珠を採り出されたら死んでしまいます。

畑の中にある宝も、どこに埋もれているのか分からなければ、探し手は汗水流していつまでも探さなくてはなりません。

しかし真珠は小さくても貝の高貴ないのちそのものの輝きを放ち、どれほど広大な土地であっても宝は必ず備えられています。

小さな真珠をはぐくむ主なる神が、わたしたちのいのちを脅やかすはずがありません。むしろ問われるべきは、いのちを軽んじながら繁栄を謳歌し求めてきた社会やわたしたち各々のありかたです。

イエス・キリストはそのようなわたしたちを排除せず、天然の真珠を手入れするかのように、そして泥まみれになってわたしたちの宝を探し出してくださります。神はわたしたちを苦しめる神ではなく、死の闇から救おうとされる神であることが、キリストのわざに示されます。

不安や恐怖の中で判断の基準が歪みがちになる日々かもしれませんが、今こそイエス・キリストの教えとわざに耳を傾けて従うときです。今・この時、いのちを支え、助けようと粉骨砕身される方々を胸に刻みながら、身近なところでお働きの兄弟姉妹のために祈りましょう。

みなさまの新しい一週間を主なる神が力強く支え、恵みと平安で満たしてくださりますように。

主にありて

2021年8月22日日曜日

聖霊降臨節第14主日礼拝を献げられました

栄光在天

みなさまのお祈りのおかげで聖霊降臨節第14主日礼拝を献げられました。今や「災害級」とまで呼ばれるにいたったコロナ禍に主なる神の癒しと恵みを乞い、全国の教会・世界の教会のみならず、必要な医療を受けられず苦しむ方々の痛みと、政を司るものの目がひらかれるよう祈りました。
 

連日のように知らされる医療崩壊の報道を耳にいたしますと、患者さんの危機だけでなく医療従事者の方々の死にものぐるいのお働きにも思いをいたすほかありません。誰もがしんどさをかかえる今、イエス・キリストの十字架の苦難こそがそのつらさを癒すのだと心しております。

また感染症の流行の最中、さらなる豪雨による災害で財産の危機に立つ方々に当然の公助が備えられますよう祈ります。

風は次第に秋の気配を帯びてきました。風雨の中で実りを授かる樹々のように、八月の残りの道を主の恵みのもとあゆみたく存じます。みなさまの新しい一週間に神さまがともにいて各々の道を守られますように。希望に満ちた一週間をお過ごしください。

2021年8月15日日曜日

聖霊降臨節第13主日の聖日礼拝を献げられました。

教会員・教会関係者各位

おかげさまで聖霊降臨節第13主日の聖日礼拝を献げられました。みなさまのお祈りと讃美の賜物と存じ厚く感謝申しあげます。



ツクツクボウシの鳴く候、奇しくも本日は日本がポツダム宣言を受諾し、9月2日の戦艦ミズーリ号上での降伏文書調印式のあいだ停戦状態に入った日を迎えました。

宣言受諾があと30分早ければどれほどのいのちが救われたかを思うと口惜しさを感じずにはおれません。やむをえず戦争状態に入り、やむをえず宣言を受諾したという責任意識の欠如が招いた過ちでもありました。

しかしその責任意識の欠如からわたしたちが成長したかと申しますと疑わしいところがあります。1年半を過ぎた新型コロナ感染症対策に責任を持ってとりくむ政治家を見出すのは難しく、全てが「お願い」「要請」という同調圧力で問題を解決しようとする人ばかりが目立ちます。

折しも西日本では新たに大水害の最中にあります。古来より治水と防疫は為政者に求められた役目です。

主なる神が為政者に悔い改めをもたらすとともに、新型感染症で苦しみ、豪雨災害で家を失った方々とともにおられますよう祈ります。わたしたちもそれぞれに課題や痛みを抱えています。主の深い癒しを祈ります。

新しい一週間、神さまがみなさまとともにおられ、豊かな恵みと平安を備えてくださりますよう祈ります。

2021年8月8日日曜日

第12主日礼拝を献げられました。

緊急事態宣言のもと、泉北ニュータウン教会では第12主日礼拝を献げられました。

8月は6日9日15日、という歌があるように、平和の尊さを噛みしめる月となっています。折しも新型コロナ対策緊急事態宣言発令下の状況で、礼拝もライブ中継で行いました。

このライブ中継、回を重ねる毎にいろいろな課題があることに気づかされました。Wi-fiのデータ量が問題なのか安定性にあるのか、それともインターフェースに課題があるのか手探りをしながら、教会ではあまり前のインフラ整備として今後向き合ってまいります。ご安心ください。

なお牧師の病後の経過ですが、胃腸に負担をかけないよう食べ物に気をつけてストレスを溜めないよう主治医から指導を受けています。以前に比べまでケセラ・セラで構えていたほうが、教会員の皆さまにもゆとりある対応ができるかもしれません。ご心配に感謝申しあげますとともに、同じ失敗は繰り返せないなぁとも思っております。酷暑が続きます。みなさまくれぐれもお身体ご自愛ください。

すばらしい一週間をお祈りいたします。

2021年8月5日木曜日

2021年8月8日(日) 在宅礼拝用 礼拝配信のリンクです。

聖霊降臨節第12主日礼拝

緊急事態宣言が大阪府下に発令されています。
教会員のみなさまにおかれましては
在宅礼拝をお願いします。
(ページの下に、礼拝配信のリンクを掲載しています。)
説教「死線をこえる神の愛」
稲山聖修牧師

聖書 『マタイによる福音書』第10章16〜23節.
(新約聖書18頁)

讃美歌 300.519.545.

当日、10時30分より
礼拝のライブ配信を致します。

ライブ配信のリンクは、
「こちら」←をクリック、
又はタップしてください。
「制限付きモードが有効になっているため再生できません」という旨の表示が出た場合は、YouTubeの制限付きモードを解除してください。
方法は、こちらのページをご覧ください。

なお、説教動画もございます。
こちらのページ←をご覧ください。


2021年8月1日日曜日

平和聖日礼拝を献げることができました

みなさまのお支えにより、おかげさまで平和聖日礼拝を献げることができました。この二週間 稲山牧師の入院により礼拝の司式と説教のお役目を渡辺敏雄牧師が果たされました。神の国の訪れのメッセージを礼拝ではみなともに分かち合い平和を祈ることができました。

いのちを何よりも尊ぶ。想像を絶する犠牲とひきかえに授かったありようが コロナ禍のもと問われています。

わたしたちをとりまく社会は 便利さやお金儲けばかりに気をとられるあまり この姿勢をどこかへ放置したままになっているようです。

そのような節操のなさを 主なる神はその力によって幾たびも根底から揺り動かし キリストは強さではなく人の弱さのなかで自らの愛をお示しになりました。

事実わたしたちは 明治維新以来 ほぼ10年おきに戦争を通じて推し進めてきた富国強兵・国家総動員体制に対し 歯止めとなるしくみを整えました。

利権を潤わせるはずのオリンピックでさえ この歴史を無視しては国際社会では通じないと 政治を司る者に深い反省を促す機会となりました。

8月2日(月)より新型コロナウイルス感染症対策の第四次緊急事態宣言が大阪府から発令されます。それにともない礼拝も中継礼拝を軸にしてまいります。

それはなによりも神が備え給う平和を いかなる事情のもとでもよろこび わかちあうためです。

主の平和のもと 焦らず弛まずともにあゆんでまいりましょう。


緊急事態宣言が大阪府下に発令されています。教会員のみなさまにおかれましては、次週より在宅礼拝をお願いします。