教会員・教会関係者各位
おかげさまで聖霊降臨節第13主日の聖日礼拝を献げられました。みなさまのお祈りと讃美の賜物と存じ厚く感謝申しあげます。
ツクツクボウシの鳴く候、奇しくも本日は日本がポツダム宣言を受諾し、9月2日の戦艦ミズーリ号上での降伏文書調印式のあいだ停戦状態に入った日を迎えました。
宣言受諾があと30分早ければどれほどのいのちが救われたかを思うと口惜しさを感じずにはおれません。やむをえず戦争状態に入り、やむをえず宣言を受諾したという責任意識の欠如が招いた過ちでもありました。
しかしその責任意識の欠如からわたしたちが成長したかと申しますと疑わしいところがあります。1年半を過ぎた新型コロナ感染症対策に責任を持ってとりくむ政治家を見出すのは難しく、全てが「お願い」「要請」という同調圧力で問題を解決しようとする人ばかりが目立ちます。
折しも西日本では新たに大水害の最中にあります。古来より治水と防疫は為政者に求められた役目です。
主なる神が為政者に悔い改めをもたらすとともに、新型感染症で苦しみ、豪雨災害で家を失った方々とともにおられますよう祈ります。わたしたちもそれぞれに課題や痛みを抱えています。主の深い癒しを祈ります。
新しい一週間、神さまがみなさまとともにおられ、豊かな恵みと平安を備えてくださりますよう祈ります。