2023年3月26日日曜日

2023年4月2日(日) 礼拝 予定

 ―受難節第6主日礼拝―

ー棕櫚の主日礼拝ー

時間:10時30分~
場所:泉北ニュータウン教会礼拝堂 

説教=「責任転嫁をしなかった人とともに」 
稲山聖修牧師

聖書=『ルカによる福音書』23 章 32~43 節
(新約聖書 158 頁).

讃美= 讃美ファイル 5, 257, 136, 271B, 540.


説教要旨・動画、ライブ中継については、
教会ホームーページの
「今週の礼拝説教」のコーナーに、
礼拝前日の夜までに掲載します。

なお、ライブ中継がご覧になれない場合は、
説教動画の方をご覧頂きます様、
お願い致します。

受難節第5主日礼拝を無事に献げることができました

おかげさまで、本日は受難節第5主日礼拝を無事に献げることができました。来週は棕櫚の主日礼拝。受難節も大詰めです。
 

本日の礼拝により泉北ニュータウン教会は2022年度の礼拝を全うするにいたりました。新型コロナウイルス感染症の流行に伴う礼拝のありようの変化を経て、2023年度は教会活動のリハビリを意識しながら、新たな教会の姿を模索する年度となりそうです。
 

教会員のみなさまには戸惑いも多いことかと存じますが、荒海にむけて漕ぎ出す「泉北ニュータウン教会丸」に乗組員として互いに励ましあってまいりましょう。

「沖へ漕ぎ出して漁をしなさい」と主イエスは漁師に語りました。
 

また、教会と関係されながらも遠ざかっている方々におかれましては、ぜひとも通常礼拝にご出席くださるか、今後も継続するリモートワーク礼拝を通じて教会との関わりを大切にしてくださればと願います。

桜も咲きました。華やかな門出の陰で涙する方々とともに主なる神はともにおられます。

みなさまの新しい一週間、新しい年度にイエス・キリストがともにおられますように祈ります。

2023年3月19日日曜日

2023年3月26日(日) 礼拝 予定

     ―受難節第5主日礼拝―

時間:10時30分~
場所:泉北ニュータウン教会礼拝堂 

説教=「世も人も新たにされるには」 
稲山聖修牧師

聖書=『ルカによる福音書』20 章 9~19 節
(新約聖書 149 頁).

讃美= 262,191,544. 


説教要旨・動画、ライブ中継については、
教会ホームーページの
「今週の礼拝説教」のコーナーに、
礼拝前日の夜までに掲載します。

なお、ライブ中継がご覧になれない場合は、
説教動画の方をご覧頂きます様、
お願い致します。

受難節第4主日礼拝を献げることができました

おかげさまで本日も受難節第4主日礼拝を献げることができました。みなさまには深く感謝申しあげます。
 

昨日はこひつじこども園で卒園式を挙行いたしました。人生のファーストステップを越えてますます神さまが育んでくださるよう祈ります。

キリストの十字架へのあゆみを刻むろうそくも4本目を消すにいたりました。


春は花鳥草木も賑わい豊かではありますが、その反面人の世は決して喜ばしい話ばかりに満ちてはいません。

喜びと希望に満ちて社会へ出ていく若者ばかりではなく、新年度の始まりにはこころに濃霧の垂れこめるような報道も少なくありません。

だからこそ、本日の『聖書』の箇所にあるように、わが身を投げうって十字架への道をあゆまれたキリストの姿をこころに焼きつけ、新しい一週間を始めたく願います。
 

みなさまのあゆみに絶えず神の御手が添えられ支えられますように祈ります。この一週間、主イエスがともにおられますように。


2023年3月12日日曜日

2023年3月19日(日) 礼拝 予定

    ―受難節第4主日礼拝―

時間:10時30分~
場所:泉北ニュータウン教会礼拝堂 

説教=「昔も今も愛を貫く神とわたしたち」 
稲山聖修牧師

聖書=『ルカによる福音書』9 章 28~36 節
(新約聖書 123 頁).

讃美= 66,270,544. 


説教要旨・動画、ライブ中継については、
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礼拝前日の夜までに掲載します。

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受難節第3主日礼拝を献げることができました

 おかげさまで本日も受難節第3主日礼拝を献げることができました。木蓮の花も咲き春もすぐそこまで訪れています。
 

 花にせよ鳥にせよいのちの躍動を目の前にしますと心躍ります。けれどもわたしたちは12年前の東日本大震災ならびに東京電力福島第一原子力発電所爆発事故を思い起こさずにはおれません。「補償金が出るからいいじゃないか」との心ないことばを堪え忍びながら暮らす方々も今なお数知れません。

 本日の礼拝では福島県浜通りの文化財でもある「相馬焼」という焼き物についてもお話しいたしました。青緑の釉薬に地域の特産であり「右に出るものなし」との象徴であるところの馬の絵が描かれ、細かなひび割れ模様で知られた相馬焼は、原材料となる土が原発の爆発によって四散した放射性物質をもろに受けた「汚染土」となり存続の危機に立たされました。まことに悔しいかぎりです。人間国宝として誉を得た匠でさえ廃業を余儀なくされて電力会社からの補償金で住まいを放棄、東京に越したのはよいものの、その腕を捨てて茫茫と日々を過ごさずにはおれないさまに誰が何を言えるというのでしょうか。
 

 その只中でイエス・キリストは「たとえ全世界を手に入れても自分の身を滅ぼしたり失ったら何の得があろうか」と語ります。半ば絶望におかれた相馬焼に新たな生命を吹き込んだのは、日本全国をくまなく訪ね土を丹念に調べて「失われた相馬焼」の再興を試みた若い世代の陶工職人たちでした。

 今、相馬焼は新たな世代によって継承されて窯元も再興されながら、困難を克服しようとしています。そこには「最後は金目」との言葉の立ち入る余地はありません。

 焼きあがった相馬焼は「チリンチリン」とまるで風鈴か秋の虫のような音色を立てて特徴的なひび割れ模様を身に刻んでいきます。いのちの復活を先取りする音色がそこに響きます。

 わたしたちもまた神の姿にかたどって創造された存在だと『創世記』は語ります。わたしたちが人の作った社会とは相入れない苦しみを味わうほどに、そのひび割れを担ってくださったイエス・キリストのあゆみを感じてまいりたいと願います。年度末で多忙な候ですが、みなさまとともに主なる神がおられますように新しい一週間も祈りを重ねてまいります。

2023年3月5日日曜日

2023年3月12日(日) 礼拝 予定

   ―受難節第3主日礼拝―

時間:10時30分~
場所:泉北ニュータウン教会礼拝堂 
説教=「一人ひとりのはかり知れない尊さ」 
稲山聖修牧師

聖書=『ルカによる福音書』9 章 21~27 節
(新約聖書 122 頁).

讃美= 301,452,544.


説教要旨・動画、ライブ中継については、
教会ホームーページの
「今週の礼拝説教」のコーナーに、
礼拝前日の夜までに掲載します。

なお、ライブ中継がご覧になれない場合は、
説教動画の方をご覧頂きます様、
お願い致します。

受難節第2主日礼拝を献げることができました

みなさまの尊いお祈りのお陰で、受難節第2主日礼拝を献げることができました。明日からは啓蟄を迎え、大自然のいのちが一斉に芽吹く候です。教会では大自然のいのちのリズムからは外れた社会に生きる人の世の苦しみをイエス・キリストが担ってくださったことを週ごとに刻んでいく季節を迎えています。

本日は『旧約聖書』の『ヨナ書』に登場する預言者ヨナのあゆみと、『ルカによる福音書』の「悪霊の頭ベルゼブル論争」でのイエスの受け答えをメッセージとして分かちあいました。預言者ヨナはかつてイスラエルの民を滅ぼした民の暮らす都市ニネベへと、神の救いのメッセージを伝えるため遣わされます。これはヨナにはまったく不本意なことで、ニネベの王や民、すべての家畜が滅びを免れたと知ると希死念慮にとりつかれたかのように「生きているよりも死ぬほうがましだ」と繰り返し神に訴えます。しかし神はそのようなヨナを用いてニネベの民を滅びから救います。神の愛に属する赦しという特性を示しています。またヨナにしても散々死を口にしてはいるものの、悪霊にとりつかれた人物としては一切描かれません。

 『ルカによる福音書』の今朝の箇所では、イエスが口を利けない人から「悪霊」を追い払い、癒やした結果を見ていた人々の中に「あの男は悪霊の頭ベルゼブルの力で悪霊を追い出している」との難癖をつける者が出てまいります。しかしイエスはそのような人々を排除しようとはせず「神の国はあなたたちのところに来ているのだ」と語ります。侮辱に対して怒りではなく神の愛の勝利を説くことで、イエスは相手を赦しているのです。憤りや悲しみすら言葉にはできなかった人が喜び、祝福を分かちあう姿勢。それは「悪霊の力較べ」とは関係のない事柄です。

赦しとは個人の課題として捉えれば内発的であるのは疑いなく、他者から強要される赦しは暴力に他なりません。しかし神がニネベを赦し、イエスが侮辱する者に神の国の訪れを語る以上、わたしたちもまた復讐や憤りとは別の土俵での隣人との向き合いが問われています。
 

三月は新年度への備えも含めて新たなライフステージを整える時でもあります。さまざまな不安や不条理の中に立ちながらも、神の愛なる赦しに背中を押されて、新しい道へと進みましょう。みなさまに主なる神がともにおられますように祈ります。