おかげさまで本日教会では聖日礼拝を「幼児祝福式礼拝」として献げ 八名の就学前のこどもたちが 保護者の方々とともに主なる神の祝福を授かりました。
礼拝での説教では『マルコによる福音書』12章18〜27節に記された「人の子イエスのサドカイ派に対する復活をめぐる問答」をテキストとして扱いました。授かったこどもを「財産相続の後継」としかみなさないサドカイ派は、祭司職にありながらも当時のユダヤ教の中では「復活」を信じない人々として知られています。『創世記』『出エジプト記』『レビ記』『民数記』『申命記』のみがサドカイ派の拠って立つテキスト。いずれの物語にも「復活」は字義通りには記されていません。
イエス・キリストはそのようなサドカイ派に対し 世代を越えて語り継がれる「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」とのヘブライ人の先祖と関連づけ 弔いを超えて神とともに語り継がれる人々は今なお生きているとの理解を突きつけます。この枠のなかで こどもたちのあり方も理解されるとのメッセージを本日は受けとりました。
今日では表向きには分からないところで幼児やこどもたち 少年少女がさまざまな虐待にさらされています。また十分な話し合いのない多産も今日では家庭内暴力として理解されます。
こどもたちを神に豊かに祝福された人格として受けとめ 大人として育み支えていく責任を新たにこころに刻んだ礼拝となりました。
準備にあたりご奉仕くださった方々には衷心より感謝申しあげます。
みなさまの新しい一週間が主なる神とともにありますよう祈ります。お身体をイエス・キリストが支えてくださりますように。
