主の御名を讃美いたします。
昨夜、堺市では警報が出るほどの勢いで雷とともに雨が降りました。蝉の声もいつのまにかクマゼミからツクツクボウシへと変わり、酷暑の中でも季節の節目を感じます。
本日の礼拝では、日中戦争の最中、出征する兵士に贈る日章旗の寄書きに、当時の言葉で「支那の子供を愛してください」と記した尋常小学校の教員の話をいたしました。キリスト者の彼がそのように記したメッセージを身につけた兵士は復員しましたが、教員自身は内地で終戦直後に病で逝去しました。しかし「支那の子供を愛してください」との言葉は、時を超えてキリストの<杭>として輝いています。
同調圧力の強い組織や共同体ではとかく「出る杭は打たれる」もので、臆病なわたしたちはつい沈黙してしまいます。けれどもキリストに根を下ろした「出過ぎた杭」は打たれないどころか、いのちの輝きを放ち、世の闇を照らします。その光を掲げて、混乱した今の世を恐れず歩みましょう。
今週一週間が、みなさまにとって神様の豊かな祝福と平安に満ちていますように祈ります。