啓蟄を過ぎ、教会では受難節第1主日礼拝を献げました。新型感染症拡大期につき本日もリモートにて礼拝を執行、それでも荊の燭台の蝋燭はキリストの苦難と十字架への歩みを刻むかのように灯され、静かに消灯されました。
三月は各部総会、教会臨時総会、新旧合同役員会と多忙な季節になりがちですが、日常の忙しさも含めて暮らしの軸を十字架に定めたく存じます。
コロナ禍に苦しむ方々とともに、ウクライナ戦争に辛酸を舐める人々、また東日本大震災の犠牲者を刻む一日ともなりました。『旧約聖書』の神、アブラハムの神は、イエス・キリストがわたしたちにお示しになった神であり、悲しみにたたずむ者とともにある神でもあります。梅の花の香りにキリストの香りを重ねながら、新年度の備えを進めたく存じます。みなさまの新しい一週間に神がともにおられますように。世界に平和が来ますようにと祈ります。