おかげさまで聖霊降臨節第1主日礼拝を献げました。キリストに示された神の愛の力が今もともにあると喜び感謝するペンテコステ礼拝。聖書の物語の舞台はいよいよ使徒となった弟子たちの宣教へとうつります。
とはいえ使徒たちの宣教のわざは決して安直なものではありませんでした。外見上は苦難に満ち、世の栄達を打ち捨てる中で、キリストに従う道をあるき、体現するというものでした。
しかしながら、教会の交わりが固く結ばれる折には必ず課題や困難と無関係ではおれませんでした。わたしたち各々の祈りに根ざした暮らしもまた然り。これはキリスト者のあゆみが、この世のご利益とはまた質を異にする道であることを同時に示しています。困難を誤魔化すのではなく、困難もまた神の賜物であると祈りのなかで感謝し続けてきたのが教会の歴史だとも申せましょう。
聖霊降臨の示す色は赤。情熱あふれる神の力に支えられて、新しい一週間をともにあゆみましょう。日毎のあゆみに主なる神の愛を祈ります。