おかげさまで、本日は聖霊降臨節第22主日礼拝を献げることができました。十月の晴れ渡る青空のもと、礼拝に招かれましたことこころより感謝申しあげます。
本日は神学校日礼拝。大祭司カイアファによる人の子イエス殺害のはかりごとは、イエス殺害に留まらず、大祭司の考え方を露呈させてしまいます。
その考えとは「個人なき集団への隷従」です。表向き一つの民や国民のために個人のいのちが犠牲にされても止むなしだとの発言の裏には、集団を隠れ蓑にした力ある者の保身の意識がありありと浮かびます。
しかしそのような権力を背景にした殺害の意志に対して、キリストの復活の出来事が立ちはだかりその終わりを告げます。キリストは十字架で殺害された後に復活され「ほかならぬこの人のための奉仕」を大原則とした伝道の力の源となるからです。
次週の礼拝は「特別伝道礼拝」として安田美穂子さんをお招きしての讃美礼拝となりますが、安田さんの歌声につつまれて天に召されていかれた教会員がわたしどもの群れにもおられます。
キリストに示された「ほかならぬこの人のため」の奉仕は時を超えてわたしたちに託されている神の愛のわざでもあります。
十月から一二月までの期間は教会の奉仕のわざがますます祝福される時期でもあります。奉仕にあたる方々が疲れないためにもみなで祈り支えてまいりましょう。
みなさまの新しい一週間に主なる神の祝福がますます臨みますよう祈ります。