本日は棕櫚の主日とも呼ばれる「受難週」の始まりです。泉北ニュータウン教会の礼拝では讃美に合わせて
棕櫚の葉を振り、キリストの受難の始まりの記念として紅いガーベラの花を牧師が礼拝出席者に手渡します。
説教のメッセージでは「わたしたちは自分のしたことの報いを受けているのだから当然だ。たがこの人は何も悪いことをしていない」との、キリストとともに磔刑に処せられた死刑囚のつぶやきに、苦しみのどん底のなかで責任転嫁の悪循環から解放されていく人の姿、さらに「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」との語らいの言葉には、イエスがキリストであるとの死を超えた希望の姿を分かちあいました。
コロナ禍が明けたとしても三年前には戻らないという厳粛な事実を観ながらも、それでもいのちの希望は悲しみや苦しみに勝利するとの確信を分かちあいました。教会のあゆみの再出発を喜びたいと願う礼拝ともなりました。
新しい一週間に涙をともに担い、やがて死の壁を突き抜けて復活するキリストが、みなさまとともにおられますよう祈ります。