草木薫る初夏の一日、おかげさまで泉北ニュータウン教会では聖霊降臨節第5主日礼拝を献げることができました。礼拝の後にはコロナ禍後初めてとなる飲食をともなう集会を催し、「お久しぶり会」として楽しいひとときを過ごしました。備えのために尽力してくださった方々に主なる神の癒しがありますよう祈ります。
礼拝でのメッセージでは「迷い出た羊の譬え」と「見失ったドラクメ銀貨の譬え」を味わいながら、「かけがえのないあなた」としてわたしたちに向き合ってくださる神との交わりによる喜びを分かちあいました。
「お前の代わりなどどこにでもいる」との声が巷に聞こえる昨今、『聖書』は全く異なるメッセージをわたしたちに語りかけています。
全身を傷だらけにして羊を探し求める羊飼いや、家探し(やさがし)を必死に行なって銀貨一枚を探し求める女性といった、当時の日常の風景からは、実のところわたしの暮らしのあり方が問われています。わたしたちは神の愛にいつのまにか捉えられていると気づかされます。
わたしたちのあり方は一見すれば神の求める態度からはかけ離れているようにも思えますが、イエス・キリストはそのようなわたしたちを捉えて離しません。その喜びのなかで世にある生涯を全うできればと願います。
みなさまにおかれましては、新たな一週間にキリストがともにおられますように祈ります。