おかげさまで復活節第3主日礼拝を献げることができました。ありがとうございます。
メッセージでは『ヨハネによる福音書』では他の福音書とはガリラヤ湖と記される湖名が「ティベリアス湖」と変更されている点に注目し、湖で漁る漁師の記事の配置がキリストの復活後にある点を踏まえました。その上で人の子イエスは迫害下の弟子の逃避行をも祝福していたのではないかとの理解をともにしました。「逃げる」ありかたを否定しないキリストは必ず「逃れの場」をユダヤ人以外の民にも保証してくださり、その交わりのひとつが教会だとの暫定的結論に達しました。そういえば『旧約聖書』『ヨシュア記』にも「逃れの町」の規定がありました。自分を過分に追いつめない生き方のヒントが『聖書』にはあると確信します。
礼拝後には泉北ニュータウン教会の定期総会を開催しました。2023年度の報告等が質疑とともに行われ、教会員のご理解とともに議事はスムーズに進行しました。コロナ期前後に礼拝のあり方を試行錯誤し続けたとの労により牧師には教会員からあたたかな拍手が向けられ、深い感動とともに「赴任九年目にしてようやくこの教会の牧師になれたのかなぁ」との感慨を覚えました。涙もののありがたさです。
とはいえ、まだまだ器の未熟な牧師であるには変わらず、「未熟さ」を「伸びしろ」として受けとめ直し、新たなチャレンジの節目と致したく存じます。これは牧師個人に限らず、泉北ニュータウン教会そのものの節目であるかもしれません。新しいステージを「神の平和の完成」への熱望とともに受けとめたく存じます。ご理解に篤く感謝申しあげます。
みなさまの新しい一週間に主なる神のあふれる祝福が臨みますよう祈ります。