おかげさまで聖霊降臨節第11主日礼拝を献げることができました。先週に続いての陽射しの強さでしたが、蝉時雨はより強まり、いのちの躍動を感じました。礼拝堂は前日にこども園の職員の方々により整えられ、また本日は教会員のご奉仕により空調も整えられての礼拝で、あらためて多くの方々の支えの中で礼拝が成り立つことに感謝の一日でした。
礼拝のテキストは『ヨハネによる福音書』でした。イエスが自らを「いのちのパンである」と宣言する箇所です。「飽食の時代」といわれてから、食に事欠く世帯も顕在化するようになった今、改めて「キリストにある交わりの再構築」と「主にある交わりの刷新」が問われています。これは何度もなんどもわたしたちが確かめなくてはならない事柄です。
イエス・キリストは自らに疑念を抱くところか、敵愾心を燃やすような人々に対しても「わたしはいのちのパンである」と語りかけました。それはあたかも人が思いおもいに築きあげた憎しみによる分断を越えて自らを相手にさしだすわざをも意味しているようでした。
一見すれば賑やかで華やかな街の影には、周囲と一切関わりを絶ち、引きこもりだと揶揄されながら衰弱死にいたる若者の姿があります。また生活苦を語る場所すら与えられず、この暑さの中で衰弱していく方々がいます。わたしたちも決して「立派な者の集まり」とはいえない群れですが、イエス・キリストに根をおろす交わりであるとの意味では祈りのなかで「事の是非」を見抜く知恵を授かった共同体です。ぜひとも教会にお越しくださいますようにと願います。
昨日行われた教会学校日帰り夏期キャンプでは19名の出席を授かりました。何よりも事故から守られたのが幸いです。みなさまお祈りくださりありがとうございました。
新しい一週間は暦も七月から八月へと移り変わります。主なる神は「安息日の主」でもあります。歴史の証言に耳を傾けながら「神の平和」を祈り求める月を迎えます。熱中症警戒アラートに気をつけながら、室温と水分補給に気をつけて過ごしましょう。新しい一週間に主イエス・キリストの祝福が豊かにありますよう祈ります。特にこどもたちやご高齢の方々、さまざまな身体の特性をおもちの方々がまもられ支えられますように。