おかげさまで降誕節第6主日礼拝を献げることができました。教会の庭の梅のつぼみは次々と花開き、かぐわしい香りをはなっています。
礼拝では「イエスの宮清め」、則ちエルサレムの神殿で両替商や貧しい者のための献げものである山鳩を売る人々を追い出し、その時代の律法学者や祭司の怒りを買う一方で、視覚や肢体に不自由のある人々を癒し、こどもたちから「ダビデの子ホサナ」つまり「「さすがやなあ、救い主は!」と歓声を浴びるとの場面を扱いました。
人の子イエスがエルサレムの神殿に入ってから癒しのわざを行なう描写、誰よりもこどもたちから喝采を受ける箇所から、イエスが行なった宮清めとは暴力行為ではなく、祈りの場所を「整える」わざであるとの理解をともにしました。
パウロはわたしたちの身体を神の愛である「聖霊」の宿る神殿だと理解しましたが、わたしたちもとかく日々のわざに追われて「神殿」として身体を整えるわざを忘れがちです。その意味では実に愚かであると反省することしきりですが、その都度イエス・キリストに身を委ねて心身ともに整えていただきたいと願います。
礼拝後には定例役員会が開かれ、今年度の反省に重点をおきながら次年度への展望の構築へと着手しました。
寒暖の差厳しくなる季節となりますがみなさまに置かれましては主なる神の癒しと平安が臨みますように祈ります。主なる神がともにいる二月となりますように。