おかげさまで降誕節第7主日礼拝を献げられました。昨日までは立春と大寒が逆転したような風と寒さを迎えた泉北ニュータウンも、今朝は穏やかな陽差しにつつまれての礼拝でした。
ただしやはり気にかかるのは自身の被災地はじめ豪雪に悩まされた地域に暮らす方々です。温暖な堺でさえ突き刺すような寒さでしたから雪害に悩む地域の教会での礼拝はさぞかし困難が伴ったかと拝察します。
本日の説教のテーマは「人の子イエスが譬えを用いる理由」でした。イエス・キリストが教えを語る際には譬えを多く用いますがその前提としては学のあるなしを問わず当事者の生活を尊ぶ態度があったように思います。難解な教えをそのまま語るのではなくて相手の生活言語を尊ぶ謙遜な姿勢がイエス・キリストの教えには必ず備えられていたように思います。
わたしたちはときおり自らの傲慢さにより意思疎通に失敗したり、困難になったりとさまざまな問題に直面しますが、それこそ『旧約聖書』『創世記』のバベルの町の課題と大差はありません。高い塔を建てて尊大になるのではなく、まずはへりくだり相手の話に耳を傾けるところから主にある交わりを育みましょう。そのときイエス・キリストは「目から鱗が落ちる」ような出会いをもたらしてくださるはずです。
礼拝後には教会学校で凧揚げ大会を楽しみました。ご支援くださった方々に心より感謝申しあげます。新しい一週間がみなさまにとってますます祝福されますように祈ります。ありがとうございました。