2025年8月24日日曜日

聖霊降臨節第12主日礼拝を迎えられました

おかげさまで聖霊降臨節第12主日礼拝を迎えられました。説教タイトルは人の子イエスの語った教えでもある「蛇のように賢く 鳩のように素直であれ」との箇所でした。
 

初代教会への大弾圧を視野に入れながら人の子イエスは「蛇のように賢く 鳩のように素直であれ」と語ります。初代教会ではまずは「救い主はイエスとして来り賜う」との立場から、救い主の訪れを認めない古代ユダヤ教から石を投げられ排除を伴う弾圧を受けました。さらにローマ帝国からは皇帝に対する礼拝を拒否した多くの信徒が見せもののように暴力による弾圧を受けました。

しかしそのような迫害下でもキリスト教徒は恐れず愛のわざを神の愛の証しとして恐れず 隣人を愛し続けました。
 

現代のわたしたちはとかく「家庭の融和」という観点から争いを遠ざけようとします。しかしヘイト発言やレイシズムによって苦しむ人々との連帯を教会が大切にしてきたのも確かな事実です。

「蛇のような賢さ」とはキリストのもとにある「鳩のような素直さ」と不可分です。この賢さと素直さこそ キリストが語り賜うたわたしたちのあり方であり賜物です。神の愛による世の統治こそ わたしたちの愛のわざの目標であり キリストがわたしたちに約束された福音(よろこびの報せ)です。
 

まだまだ酷暑が続きますが みなさまの新しい一週間に主なる神の平和がありますよう祈ります。