おかげさまで降誕前第9主日礼拝を献げることができました。世間ではハロウィンの風習があるなかで この十年 とりたてて特別な行事は行わないものの 泉北ニュータウンでは「宗教改革記念礼拝」と銘打ち礼拝を献げてまいりました。
本日の礼拝では「神が結び合わせたものを人が引き離してはならない」と結婚式で新郎新婦の交わす約束が『マルコによる福音書』の「離縁をめぐる人の子イエスと律法学者との問答」に由来するとの由来を確かめました。その上で 現代でいう「当事者なき法曹関係者の議論」にイエス・キリストが劣位とされていた女性の当事者の深い痛みとともに臨んでいた態度を確かめながら、神の愛が誰とともにいつ注がれるのかを確かめました。
政治的には新たな内閣が発足しながらもひとり親の家庭は困窮を極めています。民間の「こども食堂」に始まる市民運動も物価高のなか飽和状態を迎えているところもあります。
泉北ニュータウン教会と連なる「たけしろみんなの食堂」も懸命に地域に奉仕しておりますが やはり一層の支援を必要としています。
ハロウィンと同様のイベントと化しがちなブライダル産業に与することなく キリストの教会は「引き離してはならない」との宣言が『聖書』に属しながら 神の前に等しく並び立つ隣人相互の交わりの基であるとの文脈を無視するわけにはまいりません。
今朝の礼拝では神の前に対等な夫婦の交わりを雛形として教会共同体が堅く立つとの理解を新たに確かめました。
2025年も残りふた月となりました。教会のわざがますます祝福される候を迎えます。
みなさまにおかれましては新しい一週間 新しいひと月に主なる神のますますの祝福と正義が臨みますよう祈ります。公正な政治と判断が主なる神とともにありますように。