おかげさまで聖霊降臨節第19主日礼拝を献げることができました。雨も降る天候でしたが「秋分の日」に礼拝に出席された方々、またリモートワークでご視聴された方々とともに主なる神の恵みを分かちあいました。
『ヨハネによる福音書』10章31〜39節が本日の礼拝説教のテキストでした。石を投げようとする人々に対する人の子イエスのことばとして「神々」が用いられている箇所があるところを軸にしたお話でした。その表現が「神に委託された役割を担う人々」を示すとともに、その自覚もなく自らに敵愾心を燃やすエルサレムの祭司長や律法学者の前から去っていく救い主の姿に、論破からも議論からも遠ざかり、敵愾心の裏にある悲しみや傷をひたすら癒そうとされる態度を聴きとり分かちあいました。
思えば過ぎにし週には中国の深圳市で日本人学校の児童が殺害されるという悲しみがあり、現在のところでは奥能登地方を襲う豪雨により元旦に起きた震災の被災地にさらに災害が及ぶという、「なぜだ」と神に叫ばずにはおれない出来事が続きました。
その叫びをともにしてくださり、苦しみをともにするイエス・キリストを見つめながら、病床やご自宅で静養に励まれる方々、施設に暮らす方々、 こひつじこども園に連なる園児さんや保護者、職員の方々、放課後等デイサービス こひつじに連なるこどもたちや職員の方々を覚えて主なる神の癒しと支えを祈りました。
すべての傷みをつつむ神の愛を示すキリストに委ねて、新しい一週間を始めます。みなさまに主なる神の愛が豊かにそそがれますように祈ります。