2024年9月8日日曜日

聖霊降臨節第17主日礼拝を献げることができました

おかげさまで聖霊降臨節第17主日礼拝を献げることができました。本日の礼拝では『旧約聖書』『申命記』19章にある「最初の人々が定めた地境を動かしてはならない」をキーワードに、現在世界で起きている国境をめぐる争いに対するイエス・キリストの態度を福音書からくみとり、キリストに示された神の愛による統治の幸いをともにいたしました。
 

礼拝にはウクライナからの避難民のご家族が出席され、故郷の様子とともに、世が神の平和の映し絵となるべく祈りを献げました。

ともに味わった聖句は『申命記』19章14節の「地境を動かすな」でした。地境の勝手な移動はそこに住む人々の暮らしだけでなく言語や文化を損ないかねません。
 

ウクライナの人々は正式な国の名称もはっきりとしないまま、またロシアの人々もどうして戦争が始まったのか分からないままで現状にいたっています。わたしたちとしてはウクライナの人々が望むとおりの国境が定められ平和が訪れるようにと祈るばかりでした。

思えばシベリア抑留の時代に捕虜となった日本人がキーフやハリキウまで連行されながらも、誠意を尽くして建築した建物が無惨にも破壊されています。ウクライナの民の犠牲を思い起こしますと身を切られる思いがいたします。
 

礼拝後にはご家族との交わりの時をもちました。集いはコロナ禍以来最高の盛りあがりを見せ、礼拝への新来会者とともに楽しいひとときを過ごしました。

ウクライナであろうとロシアであろうと堺市であろうと神の平和を待ち望む声は後を絶ちません。神の愛による統治を待ち望む讃美をともにできてまことに喜びに満ちた一日となりました。

主なる神の創造し給う平和が一日も早く実現しますように祈ります。本日の礼拝を覚えながらも出席のかなわなかった方々、今週もまた始まる「 こひつじこども園」「放課後等デイサービス こひつじ」関係者、こどもたち、保護者の方々に主なる神のますますの祝福が臨みますように。関わるすべての方々、神の創造し給うすべてのいのちに主の平安を祈ります。