―降誕節第2主日礼拝―
時間:10時30分~
おかげさまで降誕前第6主日礼拝を献げることができました。本日は泉北ニュータウン教会として幼児祝福式を執り行ない、16名のこどもたちとご家族に主なる神の祝福を祈りました。
聖書の言葉をこどもたちに伝えるのは確かに創意工夫が求められますが、大人が形式的な体面を捨てれば、こどもたち自ら抱えている課題に肉薄できることも学びました。
降誕節へ向けてのカウントダウンが始まります。教会の働きがますます祝福される候です。同時にご奉仕にあたる方々に主なる神の支えがあり、疲れのないように互いに支えあう交わりが育まれるようにと祈ります。
みなさまの新しい一週間に神様がともにおられますように祈ります。
本日の聖書の箇所は『マルコによる福音書』第14章3〜9節。イエスが「重い皮膚病の人シモン」の家に招かれ食卓をともにするという、物語は既に神の癒しを示す場面を前提にしています。
一般には「ナルドの香油を注いだ女性」に焦点が絞られがちですが、実は物語の前提がイエスの愛の癒しに満ちたところの、神の国のモデルとなっていることにわたしたちは気づいているでしょうか。
女性を咎めだてする人々に向かって「貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいる」とのイエスの言葉には、代々の教会、とりわけ現代の教会に向けられた教会の責任が問われています。「わたしのものはわたしのもの」という独占的な考えを超えて、豊かさだけでなく貧しさをも分かち合うという態度が、十字架と復活のキリストを基とした教会には呼びかけられています。それは他ならない『聖書』からです。
2022年も残り三ヶ月となりました。教会総会で決定した通年プログラムの再編等に忙しいわたしたちですが、キリストに根をおろしていることを忘れずに、神の前に正直な態度で日々をあゆみたく存じます。それこそが最大にして無謬の証しであると言えます。