2020年12月13日日曜日

12月13日(日) 礼拝を献げました

 主の御名を讃美します。聖日礼拝も待降節第3主日礼拝を献げました。次週礼拝ではクリスマス礼拝を献げます。
 しかし同時に、大阪府下では新型コロナウイルス性感染症の拡大がレッドステージの水準を迎えています。対面式礼拝からリモート礼拝にした教会も多かったと聞きます。

 わたくしどもの教会でも新型コロナウイルス感染症には万全の対策を講じて礼拝を献げています。もちろん礼拝欠席には決して遠慮は要りません。
 しかしながら、なぜ対面式礼拝にこだわるかと申しますと、その理由には、礼拝が世を生きる人だけに留まらず、天に召された教会員とともなるところにあります。召された教会員にはリモート礼拝ではなかなか交わりを実感できません。アドベントやクリスマスの喜びは、決して教会の現住陪餐会員、つまり世にあるわたしたちだけには独占されないのです。

 本日の聖書箇所では、身柄を拘束された洗礼者ヨハネが「来たるべきお方はあなたなのですか」と弟子を派遣してイエスがキリストかどうか真偽を問う仕組みになっています。洗礼者ヨハネはやがて斬首刑に処せられますが、牢獄にいてその胸中にこみあげるのは、自らの生死を超えた「イエスは救い主なのか」との問いかけでした。祈りの真髄の姿のひとつがここに示されています。
 いのちが死に留まるのではなく、その誕生や果てしない成長を、このコロナ禍にあって深く見つめていきたいと願います。

 どうか罹患者・感染者、医療従事者・福祉関係者、新型感染症以外の病にお苦しみの方々の癒しと平安を主が備えてくださるよう祈るばかりです。クリスマス礼拝まで残り1週間。みなさまのいのちを主なる神が癒し、支え、ますます祝福してくださいますように。