2023年2月5日日曜日

本日の降誕節第7主日礼拝を通常形式の礼拝として献げることができました。

立春を迎えた二月初めての聖日礼拝でもあった、本日の降誕節第7主日礼拝。みなさまの尊いお祈りのおかげで、ようやく通常形式の礼拝を献げることができました。教会員・教会関係者のいのちを大切にするとの観点からクリスマス礼拝以来リモート中継礼拝のみに絞りこんでの礼拝が続きましたが、ほぼひと月ぶりに互いに顔と顔を合わせて安否を問うこともできたのは幸いでした。
 

しかしその一方で、この期間に天に召された教会員の報せもありました。キリストの復活のメッセージを互いに分かち合いつつ、しばらくの間の世にある別れを惜しみました。
 

『旧約聖書』の成立に深く影響を及ぼしたのは、バビロン捕囚という出来事。二次、または三次にまで及ぶとされたこの捕囚の体験は、古代イスラエルの民に神との新しい契約をほのかに、しかし確実に示しました。それだけではなく、イスラエルの民自らに深い祈りと内省の時ももたらしました。

新型コロナウイルス感染症の流行により長期にわたる在宅礼拝を余儀なくされたわたしたちには、これまでの期間は「教会のバビロン捕囚」と呼んでもよい時ではありました。しかし同時に教会の交わりの新しい可能性を模索する貴重な時ともなりました。
 

天に召された教会員を覚えながら、新しい一週間を、神さまの愛なる力に背中を押していただきながら始めたく存じます。
 

みなさまのあゆみに主なる神の癒しと慰めと祝福とがともにありますよう祈ります。深い感謝とあわせて。