2021年1月3日日曜日

2021年1月3日(日) 礼拝を献げました

新年あけましておめでとうございます。みなさまにおかれましては、新しい年に主なる神の豊かな祝福を重ねて祈ります。
2021年を迎えたわたしたちは、昨年から引き続き新型コロナウイルスの感染と、その流行が社会に及ぼす影響に脅えていると申してもよいでしょう。わたしたち各々の暮らしを直撃するだけでなく、政治や経済の行く末をも左右しかねないからです。
しかし不思議なことにこのウイルスは、人間以外の生命体には感染はしても致命的な作用を及ぼすことは滅多にありません。したがって東洋で新年のシンボルとなる十二支は新型感染症からはほど遠いところにあると言えるでしょう。

多くの犠牲とひきかえに問われるいのちからの問いとして、新型コロナウイルスを受けとめる場合、単に怖がる相手からは異なる姿が見えてはこないでしょうか。
むしろあらわになったのは、人の世で陰ながらに苦しんできた人々の姿や、乱開発で破壊された被造物のうめきではないでしょうか。

今年の干支は丑になります。牛歩との言葉にあるように、その歩みはのろいかもしれませんが、着実かつ誠実に主なる神が拓かれる道を進みたく存じます。みなさまには、ぜひお祈りください。

主にありて