2023年11月5日日曜日

降誕前第8主日礼拝を永眠者記念礼拝として献げることができました

 おかげさまで降誕前第8主日礼拝を永眠者記念礼拝として献げることができました。中継動画に一部通信障害が入りましたが説教メッセージまでには回復し、天に召された親しい方々とともに神の恵みを讃美できたのはことのほか喜びでした。
 

 聖日礼拝後には泉北ニュータウン教会墓地におもむき秋晴れのもと墓前礼拝を執り行いました。今年は二名の教会員の納骨式をも執り行いました。
 

 教会に連なる者として喜びなのは「死が終わりではない」とのメッセージを鮮やかに『聖書』に聴けるというところです。若者も高齢者も誰ひとりとして完全なものはおらず、誰もが破れや傷みを抱えています。今や仮想現実として流布される「幸福像」に知らないうちに自らを比較しては現在や将来をはかなむこともしばしばです。

 しかし破れや傷みがあるからこそ人は互いに支えあい、その不完全さを「神から備えられた伸びしろ」として受けとめ直すことができます。そのしるしを天に召された方々の足跡から授かり、ささやかな勇気とともに新しい一週間へと漕ぎ出してまいります。
 

 11月2日にわたしたちは教会のあゆみを語るうえでかけがえのない大きな方を天に送りました。その告別式も本日執り行いました。あまりにも巨大な喪失感にも増して、その方が遺してくださった神の愛の証し。その証しを道標とするのだと教会に連なる方々各々が祈りを新たにした一日でもありました。みなさまの新しい一週間に、主なる神がともにおられますように祈ります。